スポーツ庁の室伏長官と対談させて頂いた折り、同行した弟子が一瞬で投げられた。
それは、膝の抜きであり尾張柳生がいう所の「膝をえます」だった。
これは、残念ながら実際には見たことが無かったので、コロッと忘れていた技術だ。
それをあの体格の室伏長官がされたので驚いたと同時に、忘れていた事を思い出した。
単純な膝の抜きでも難しいのに、これはいわば体重をゼロにする動きだから、相当難しい。
この技術そのものは、膝にしか使えないが、この考え方は色々と使えそうな感じがする。
しかし、実現できなければ使えるも使えないもただの幻想だ。