クリスマスイブ
またクリスマスイブ。
イブと言ってもピンとこない年齢になってしまった。
いや、年齢なのか最初から興味がなかったのか?
多分、その時のエピソードが楽しいだけだったのだろう。
何度も書いているが、イブやクリスマスの殆どは仕事だった。
水商売の時もジャズをやっていた時も、その時期はてんてこ舞いをしていた。
もちろん、それはそれで楽しくもあった。
21,2歳の頃、クリスマスイブのパーティの仕事で、梅田のレストランにいた。
その時は人気のあるラテンバンドでの仕事だった。
仕事を終え、ドラムセットを片付けている時、「あっ」と叫んで声も出なくなった。
ギックリ腰だ。
バンドのメンバーに抱えられ車に乗り、次のパーティ会場へと向かったのを思い出す。
神戸のホテルで外国人のパーティだった。
同様に、メンバーに肩を借りてドラムに座り演奏をした。
これはきつかった。
という具合に、このラテンバンドでは、代わりが効かないのだ。
もちろん、急遽ということもあるが、それでも融通が利くのだが、演奏がパッケージになっているので初めての人には無理だった。
そんな楽しい仕事は、もはや日本からは消えている。
アメリカでは、エンターテイメントの仕事は進化はするが無くなっていない。
これ等が消えていったのは1980年ごろからだ。
だから、前に書いた30年間給料が上がっていないのではなく、既に不景気に突入していたのがこの1980年頃ではないかと思うのだ。
イブ、丁度寒波が来るという。
真っ白なイブは楽しいものだ。