何でビビッて生きてるのか

「武禅」の準備も佳境に入っている。
妻が慌ただしく台所を動き回り、献立を確認、あるいは、仕込みにとんがっている。

今回は、急に日程を決めたので、受講者が何時もより少ない。
少ないといっても、それは仕込みの量が少ないだけで、やる事は同じだ。
「来年はこうしよう」毎回この話になるが、予定が決まらない世界で生きていると、何時の間にか「来年はこうしよう」は、どこかに消えてしまう。

予定が決まらない世界は、何時から始まったのか?
それはきっと、15歳からだったのではないかと思う。
「人に使われるのは嫌だ」という発想からだ。
となると、独立していなければならない。
そんな思いが、自分で商売を、になったのだろう。

良く言えば、独立心を持っていたという事だ。
仕事が無ければ食べられない。
この単純な生活が好きだ。
そこは全うしている自分を嬉しく思う。
また、全う出来るものだと感心もする。

そんな生き方でも「生きている」という事を、若い人達に話す。
「何をビビッてるんや、誰でも自分を生きる事は出来るんやで」と。


「武禅」10月28,29,30日 
https://www.hino-budo.com/buzen5.html

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