自分に気付く為に

武道の中身は、基本的に自分自身との葛藤だ。

自分自身の葛藤は、自分自身の何かに気付かなければ起こらない。

中でも、幼い自意識に気付いた時、その葛藤は頂点を迎える。

一番肝の葛藤だ。

肝というのは、多分死ぬまで続くものだからであり、自分自身の中身が複雑に現れて来るからだ。

昔日、武芸者達の中で感性の鋭い人達は、ここに気付き、ここを乗り越えようとした。

それは常に「生死」を賭けているからだ。自分自身の幼さが命取りになるからだ。
もちろん、その事に気付かなければそのまま亡くなっている事になる。

だから、そこを乗り越えた人が「達人・名人」と、後世に名を遺しているのだ。

しかしそれは、気付かなければならないものではない。

知らず知らずに、「結局はそこか」になるものだ。

「自分を知る」をどの道から、どの経路から入るか。

多種多様にある。


それが、私のワークショップであり「武禅」「明鏡塾」であっても良い。
私は、「武道の極意」の中身を単純な形にして稽古をしたり、一つのワークに取り込んでいるからだ。
そして、その事、つまり、自分自身に問いかけるという作業を盛り込んでいるからだ。

ふとそんな事を考える。

「武禅」10月28,29,30日 https://www.hino-budo.com/buzen5.html

ワークショップ12月3,4,5日 https://www.hino-workshop.com/

「明鏡塾」13期募集 https://www.meikyojuku.com/

 

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