たまには違う道を
昨晩、深夜までの土砂降りと打って変わって快晴だ。
作業をする屋根のブルーシートを外す。
とりあえず、湿った野地板を乾かしてからだ。
丁度、お昼からドローンを使った撮影がある。
大慌てで道場の掃除だ。
来月末は「武禅」だ。
急に日程を決めた。
もう少し後でも良かったのだが、道場が冷え込み過ぎるので、限界前に決めたのだ。
そうなると、11月なら行けたのに、という人も現れる。
人生そんなものだ。
自分の都合で世間が動いているのではないからだ。
そこで、自分の都合を壊すか、都合を優先するか。
人生は殆どこの二者択一で成り立っている。何時もの方を選ぶか、それとも一歩変えてみるか。
もちろん、殆どは無意識的に選んでいる。
でも中には「どうしようか」と立ち止まる時もある。そんな時、「こっちをやってみたらどうなるのだろう?」と動いてみることだ。
そうすると、意外と悪くない事が多いものだ。
しかし、何時もの頭で道を変えても余り意味はない。
新鮮な感じを持てなければ一緒だ。
その意味でも新鮮なのだ。
日頃、聞くことの出来ない自分への感想が、たらふく聞けるのが「武禅」だ。
自分の思っている自分、自分が自覚している自分と、他人が感じる自分との違いを知る事。
大事な事は、間違いなく「人は世間の人の中で生きている」という事だ。
であれば、「他人は自分をどう見ているのか」を知る事が、最大の武器であり、修正する、あるいは成長させるカギになるのだ。