人生100年というなら

「人生50年と言っていた時代から、人生100年という時代になった。人生100年で育っている人は、5年や10年ロスしても構わない、と思って生きるのでは無いか?」というような話で盛り上がった。
そうか、そういう具合に考えた事がなかったので、その考え方は新鮮だった。
しかし、人生200年になろうが、1歳で亡くなる人もいれば10歳で亡くなる人もいる。
つまり、「死」という事で言えば、長さはあまり関係がない。
世界は、「生きる」という側へシフトしているから、何とか死なさないようにする。
それはそのものが経済と直結しているからだ。
生きるか死ぬかではなく、充実しているのかいないのか、という、他人には見えない価値観が大事なのだ。
何を考えて100年が良い200年が良いというような幻を植え付けているのだろう。
「もうええわ」という人も沢山いるだろうが、そちらの方は、丸っ切り手が付けられていない。
日本では、安楽死は犯罪になるからだ。
100年だというなら、「もうええわ」という人の意見をどう尊重するのかを上げていなければ駄目だ。

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