作業から問題を見付ける
野地板を張り終えたのは夕方6時を回っていた。
仕方がない。
明日は朝から防水シートを張って終わりだ。
この防水シートまで進まなかったら、木が雨で濡れてしまうのだ。
この防水シートも材料が良くなり、シートだけでも屋根材の代わりになる程だ。
今日は、ここ一発のところで手鋸を使った。
肘の使い方と、鋸刃の感触を改めて感じ取る為だ。
また久し振りに玄翁を使った。
やはり、急ぐと力んでしまう。
それに気付く度に力みを抜く。
そんなことに注意が向いているから、作業が遅れてしまうのだが、それも仕方がない。
身体を考えられるのは、何かしらの作業の時しかないからだ。
身体操作としていくら練習を積んでも、実際の作業の中で、つまり、人生の中で使えなければ意味はない。
だから、作業の中で考える方が合理的なのだ。
そこで起こった問題なり、疑問は、後で引っ張り出し、それを練習する。
そうすると、「実際」があるので、練習もイメージトレーニングとなるのだ。