やれている事には

「体重移動」は、膝の緩み、膝への上半身の重さの負荷、胸骨と背骨、背中と後ろ足の一直線化、指先と膝の緩みの同時運動等々、まだまだ、身体への注意点は色々ある。
同時に握られて箇所から、相手の握る手の圧を感じ取る他、相手に対しての注意点も色々ある。
それらを全部クリアしていくことを、「体重移動の稽古」という。

だから、そういった要素の量稽古を重ね、質を上げそれらが円滑に連携できるようにしていくのだ。
先日、「出来ない時に、何をどう考えているのか?」と生徒達に質問した。
それぞれに、的確な返答があった。
しかし、それは「返答」であって、出来ない時に「やっている事」ではない。
あるいは、出来ない時に確かに頭を動かしてはいるかもしれないが、身体で「やっている事」ではない。
つまり、自分の身体が「やっている事」を知らない、言い換えれば、「やろうとしている事」→「やれている事」への一方通行だということだ。
大事なのは、この後に一つ「やれている事の検証」が必要なのだ。

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