頭の中と実際との違いを
どうして、知らない事、想像できない事、推察できない事、置き換えの出来ない事を質問する人が多いのか?
そこを考えると、やはり「頭の中の作業」と「実際」との区別がつかないのだろうと思う。
もちろん、そう説明すると理解する。
しかし、頭の中の作業として理解しているだけだから、実際にそれを行動出来るのかというと出来ない。
質問した自分に疑問を持たない限り、この頭の中の作業と実際との区別、実際の行動、という選り分けが出来ないのだ。
子供はこれだ。
夢と現実というか、実際との区別がつきにくい。
それが社会体験が増える程に、自動的にではないが、実際ということを知ることになり、成人していくのだ。
だから、前述した質問をする人達は、社会経験社会体験が浅いということなのだ。
同時に、人との関りが浅いということだ。
例えば、ここに誰かと競うという状況があれば、他人、つまり、自分以外の他者であり、その状況を体感できる。
その意味での競技という形態に身を置くというのは、自立する為の良い方法でもある。
競技は、実際にどう取り組むかだけだ。
だから、自分の実情が客観的に見る事になる。
別段競技である必要はないのだが、一番分かり易い形はこれだろうと思う。
競争する気持ちも、勝つという気持ちも必要ではない。
しかし、それを経過する事で、他人という自分以外の存在を体感出来るのだ。
そして「なにくそ!」という生命と直結する本能に着火出来る可能性があるのだ。
ワークショップや教室をやっているのは、この「なにくそ!」を知って欲しいから、そしてそこに着火して欲しいからだ。
そうすると、自分自身の何かが動き出し、自分としてどうするか?を真剣に考えられるようになるからである。
次は、東京ワークショップ11月28,29,30日12月1日です。
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東京11月28,29,30日12月1日
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