これで良いですか?何が?

「これで良いですか」
武道でもワークショップでも、時々でる質問であり、確認の言葉だ。
「何が?」と答える。
当然、質問した人は、自分のやっていることに対しての助言なり、正解だという答えを求めているのだ。

今年も、フランスから80人ほど武道をやっている人が来た。
私は2日程指導にいった。
そこで「出来ているよ、それで良いよ」と言う。
言われた人全部とは言わないが「うそ〜」という表情をする。
もちろん、単純に喜ぶ人もいる。

そこにある差は何かというと、当たり前のことだが「そんな短時間で出来る筈が無い」と思っている人は「うそ〜」という反応だ。
そして、単純に喜ぶ人は、やっていることに意味も価値、持っていない人だ。

日本で「何が?」と答えると、目を白黒させる。
そうなると、生きている世界の基準が違うとしか言いようが無い。
先生に褒められたいのか、自分は優秀だということを見せたいのか、あるいは、取り組んだテーマが深いということを、判断できているが身体感性が全く育っていないのか。
いずれにしても、自分は何をどうできているのか、あるいは、出来ていないのかを全く分かっていない、知らない、認識していないということだ。
次は夏ギラギラの沖縄ワークショップ
沖縄ワークショップ8月10.11.12日

明日は沖縄へ!!

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