どんどんダサくなっていく自分に涙が止まらない。
余りの寝苦しさに目が覚めた。
カーテンの隙間から分かる外の感じだと午前4時頃だろうと思った。
「ええい、起きてやろう」と目を完全に覚ました。
なんと2時58分だった。
いつもなら寝る時間だ。
昨日は、時差ボケを回避できたと思ったのだが、今日へ持ち越した。
ま、これは眠くなったら寝る、ということで切り抜けられる筈だ。
コンサートに向けて書いてくれているのを見つけた。
少し、道場に通っていた当時青年だった。
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「自分が10代の頃、一足早く就職していったパイセン達に言われました。
「就職したら忙しくて大変になるから、今のうちにやりたい事をやっておけ。」
20代の頃は、結婚している30代のパイセンにこう言われました。
「家族を持って子どもがいると自分の自由が無くなるから、今のうちに好きな事を楽しんだ方が良い。」
30代の今、40代のパイセンによく言われるのが、
「40歳を超えると身体の疲れが取れなくなる。もう少し若いうちからやっておけば良かった。」
50代のパイセンからはこう言われる。
「オレはもう若くないから無理したくない。後は、若いお前達が頑張ってくれよ。」
60歳で定年を迎えて再任用されたパイセンはこんな話をしてくる。
「給料が初任給くらいになっちゃったけど、年金もらえるまで後5年あるしここしか無いからさ。出勤してれば給料もらえるんだから仕方ないよ。」
じゃあ、いつやるんだよ!!!
言い訳ばっかしやがってよ。
何も仕方が無い理由なんて無いじゃねーかよ!!
そこまでしてやりたくなかっただけじゃねーかよ。
だけど一番最初に、「やってみたい!!」と思ったそのお前は本当だろうがよ。
興味を持ったのは事実じゃねーかよ。
今年の3月に、「定年後はやりたい事をやる」と言って55歳で亡くなった仲間を送った自分は、気が付いたら言い訳だらけのパイセン達のようになっている自分。
どんどんダサくなっていく自分に涙が止まらない。
10代の頃から、この日野晃という人の話を聞いたり本を読んで知っていたし、日野武道研究所の教室に通っていた時期もあった。
話を聞けば聞くほど、この日野晃という人からパイセン達のような言い訳が見えない。
それどころか、自分が関わってきた一般的なパイセン達の常識からしたら、無茶苦茶な逸話ばかり。
”年齢とともに強くなる”を地で行くこの人。
71という歳で「老化は幻想だ!!」と言い切りドラムコンサートでブチかまされるそうです。
すっかり日和っている自分がこのコンサートに行くのは正直怖い。
けど、この人の姿を見なければ、それこそ次は無い。
うーん、どうしようかな。また次にしようかな。
次なんか来るワケねーだろ!!
今回しか無いんだよ。
妻も連れていく。
何なら妻の両親も連れていく。
皆んな、試しに見に行こうぜ!!」
日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ