メッツを終えた

メッツでの稽古を終えた。
小さな町なのに、沢山の人が受講してくれて良かった。
「来年も」とリクエストされている。

そういえば、ここ3年程口を聞く気にもならないおっさんがいる。
バレンシア夏のワークショップで、組んだ相手を怒らせてしまったおっさんだ。
自分の何がどう相手に悪いのかが分からないのだ。
相手は本気怒っていたから、相当頭に来たのだろう。
「私はお前とは二度と組まない」と言い切っていた。

これは、人間関係において一番大事なところだ。
「自分では悪くない」と思っているから、何かをしたのだろうが、修正のしようがない。

この「自分では」というところがみそだ。
それは武道にも通じる。
自分では、というのはどうでもよくて、「相手はどんな反応をしているのか」が大事なのだ。
そこを観察出来ていたら、反応を変える為に「何か」を話すか行為を行うことで、亀裂は生じない。

だから、ここが「相手を理解する」ということのポイントなのだ。
相手の人はどんな人なのか?を、大方の人は分からないのに、「相手を理解する・お互いに理解し合う」と話している。
では、何をもって相手を理解したというのかだ。
そして、自分の何を理解して欲しいのだ?
理解して欲しい事があれば、それを話すなり行動で示すなりすれば良いだけだ。
だから、そんな低いレベルの事を「理解し合う」というのだろうか?

相手の反応から推察する、という、それこそ非言語の姿なり素振りなりを見極めるのが大事なのだ。
これは、表現者として表現する側が持たなければならない必須の能力でもある。
これがあるから「関係」なのだ。

やりたいことをやりたいように。そんな楽な話はどこにもない。
あるとしたら、誰もいない自分だけの部屋の中だけだ。

ルミネゼロのウエブサイトにも、コンサートの宣伝が告知される。
フランスでジタバタしても仕方が無いが、出来る事を全部やろう。

日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ

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