今日は最終日、移り行く時間の中で
例によって「終わり~!」と告げると「え~、もう終わり?」となる。
それほど時間が濃密なのだろう。
もちろん、そうでない人もいるだろうが、大半は「え~」となる。
人数が少ない割に、その少なさを感じさせない皆の弾けぶりだった。
知らない間に、内地というか本土からの受講者が増えて来ている。
そうなると、離島で遊び、ワークもある、というツアーを考えるのも面白いのではないか、そんな話も出始めている。
80歳を過ぎた方は、2コマまで受けてくれた。
集中力が途切れてしまうという理由だ。
今回宿泊しているのは、会場の近くでパークアベニューというところだ。
ここは、10年前キジムナフェスタの時に、何度か来ている。
また、カナダで踊るダンサーのお母さんの店の近くでもある。
以前は、この辺りは相当賑やかなところだったという。
それが巨大スーパーやアメリカンビレッジが出来て、今はシャッター通りになっている。
それが時代の流れなのだろう。
そのパークアベニューでお店を開いていた方達には、何の落ち度も無いのだが、巨大スーパーが出来、アメリカンビレッジが出来たという事が街を廃墟にしたのだ。
それぞれは、それぞれに正しく、それこそ誰に迷惑をかけるでもない筈なのだが、実際として流れが変わってしまったのだ。
そんな場所は、日本国中いたるところにある。
諫早の方では、高速道路が出来たおかげで、一つの集落から水が消えた。
田植えも出来ない状態になっている。
これは、私の住む熊野でも同じだ。
熊野の場合は、税金対策で作られた意味のないトンネルが、私の住む集落の水を枯渇させた。
そういったことを良い悪いで論じても意味は無い。
大きな流れの中に住むからだ。
であれば、どんな対策があるのかを真剣に考えなければいけないし、その前からこころの準備が出来ていなければいけない。
沖縄でのワークショップも時代の流れの中にあるのは確かだが、こころは流れを離れたところにある。
流れの影響を受けない人達が、集って来ているように思う。
だから、同じワークを突き詰めて取り組む事に喜びを感じているのだ。
それは、私自身がそうしたいからでもある。
今日は最終日だ。皆が、限られた時間、その時間の流れをものともせず、時間の中で思い切り遊ぶだろう。
そして打ち上げへ。