サンタの国から

クリスマス・イブ、ロマンチックな思い出はない。
それは、10代の頃から50代辺りまで、このシーズンはずっと仕事をしていたからだ。
むろん、好きでやっているので、何の文句もない。
そんな時「皆遊んでいるのに、大変やな」と昔言われた事があるが、何を言っているのか分からなかった。

どうして人は、自分の価値観、あるいは世間の価値観に合わせたがるのか。
だから、そのあたりで話す人の言葉は、私にとっては何を言われているのか分からないのだ。
また、皆の言う「楽しい」だの「幸せ」だのという言葉に縁が無いからだ。
それらは一体何なのか、と問いたくなる。
「何?それ、それを持っていたら何かいい事があるの?」と。
「あなたは幸せですか?」「知るかそんな事!知ってどうするんや?俺の勝手やろ」となる。

そう言えば、子供が生まれてから一度か二度ほど、クリスマスをやった事がある。
そうだ、思い出した。
クリスマスケーキを、サンタの国から空輸して貰ったこともある。
サンタクロースの夢を子供にも持って欲しかったから、かもしれない。

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