夢と現実、あるいは思いと現実
11月24日は、大阪で武道ワークショップだ。
どうして東京ではしないのか?と聞かれる。
時間が作れないから、としか言いようがない。
ほんとは有るのだろうが、やりくりの仕方が下手なのだ。
昨日まで熊野で道場修理をやっていた。
頭の中の段取りでは相当進んでいる筈なのだが、実際はその半分も進んでいない。
それは、作業に取り掛かった時に、足場が悪いとか、取り合いの整理が付いていないという事が起こったり気付いたりするからだ。
その意味で、頭と実際との差にほとほと呆れる。
夢と現実は、脳の働きでいえば同じだという。
そのサンプルとして、「レモンを想像するだけで口に唾が湧いてくる」という代表的なものがある。
では、日常生活の全てはその典型的なサンプルのように、全部同じなのか、あるいは、どこが本当で、どこが違うのか。そこのところが、サッパリ分からない。
私を含め、人は無条件でそれを鵜呑みにしているのではないか。
鵜呑みにして良いことと、鵜呑みにしてはいけない事がある。
但し時間差なのだが。
武道の稽古をしていると、そういった事に度々出くわす。
その度に「技」を作り出す人間の機能に驚くとともに、新しい表現方法を編み出していく。
「技」は身体運動だと言えるのか?そんな処へ進んで行く。
大方の人にとって、「技」は身体運動であって欲しいのだろう。
がしかし、その枠を通り越しているのが「技」だ。
といっても、それは伊東一刀斎の言う「身体に備わる機能」でしかないのだ。
そんなことをワークショップでは展開します。
大阪・武道セミナー11月24日(土)
https://www.hino-workshop.com/workshop-4
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