打ち上げでは

ワークショプの打ち上げでは武道の話や、身体の話もあるが、大方は人生の話になる。
人生相談になることもある。
そうなると、ワークショップ中よりも、突っ込む時間になっているかもしれない。

会話はいくらでも出来るが、その言葉にその人の人生が見えない時、すかさず突っ込む。
「それ、どこで読んだの?自分の中から出てきた言葉か?」等と。
誰かの言葉と、自分の思い込みがごちゃ混ぜになっている話ほど聞き辛いものはない。

「今、俺はあなたと話しているのだから、自分の話をしてよ。でないと、時間が勿体無いからね」そんな話になるのは、寿命の話、限られた生命の話があるからだ。
もちろん、私自身が古希だと言うこともあり、「戯言を言うな。自分の人生だから、自分で物事を考え、自分で決めて歩け」と突っ込むのだ。

「こうしたら、こうなる」と言う方法はあるが、その前提として「気持ちが有るのか」が有る。
それをそうしたい、と言う気持ちが無いのに方法があっても、それが出来る筈もない。
逆に気持ちがあれば、方法が少しくらい間違っていても、何とかなるものなのだ。

それが、今回難関をクリアした高校生たちだ。

今時にしたら珍しく、気持ちが先に有る高校生だった。

 

ここで、私の中で整理できていない言葉が、「思う」と「気持ち」の違いだ。

何れ明確になるだろうと思うが。

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