高度な稽古だが
今日は、「肘」を徹底的に行った。
私曰くだが「肘を制するものだけが腕を制す」だからだ。
西洋人は「感じろ、というと、『感じろと思う』になる」とTilman。
それは、日本人でも大方はそうだろうと思う。
しきりに頭を傾げる人が沢山いるからだ。
試行錯誤の末、彼に「肘」をある程度マスターさせた。
彼にとってはダンスという仕事で使わなければいけないからだ。
そして、より美しい姿で観客を魅了して欲しいからだ。
今日は、武道の生徒が見学に来ていたので、武道でのコンタクトの稽古や、その精密さを体験して貰った。
これが出来ると、舞台はまるで変わるからだ。
ここでの言葉は「感じろ」だけだ。
何か質問しかけるが、すぐにそれをやめ動くこと、感じることに専念する。
一流ということの側面は、この切り替えの早さでもある。
明日は、2コマも武道を体験する。
その事が、彼を相当成長させるだろうと予感させる。
武道の生徒が「彼は肘の稽古は初めてですよね」と驚いていた。
彼も参加するワークショップは9月5,6,7,8日です。
詳しくは
https://www.hino-workshop.com/contemporary-dance-workshop