ほんとを追求するから
沖縄から東京へ、そして今日は熊野。
沖縄でのエピソードの中の一つだが、中々面白い事があった。
全コマに受講することは無いが、打ち上げには参加する小さな会社の社長がいる。
50歳代の男性だ。
飲んだらしつこいので、皆から嫌われている。
でも、根が良い人間なので皆は相手をする。
その彼があるワークの最中に「日野さん、こんなワークは世界中のどこにもないでしょう。中学3年生の孫のような子供と、対等にワークが出来るなんて」とポロっとこぼした。
「相手に届ける」というメインのワークだ。
二人の姿を見ていて「あかんよ、おっさん。おっさんは社長という立場で話しているやん。社長という立場なんか、この子には通用しないで。ちゃんとこの子に届けて」女の子は、キラキラした目でおっちゃんを捉えて動じない。
おっちゃんは、それに動じてしまっているのだ。
「おっちゃんも、こんな時代があったんやで、間違いなく」
おっちゃんは、「本当に」を横に置き手練手管ばかり覚え、また、自己啓発セミナーで覚えたことを正しいとしてやってきた弊害だと自戒していた。
特に沖縄ワークショップの年齢差は激しいし、職業も本当に様々だ。
だからこそ、混ざり合った時の一体感に、皆虜になるのだろう。