笑顔を見たいから
朝一番の飛行機で大阪へ。
特別養護老人ホーム職員の研修打ち合わせだった。
「人は動かない」ということで話し込んだ。
自分自身が動かないのに、どうして人は言葉だけで動くと思えるのか?
そのことが、結局の所業務に支障が出ることになる。
あるいは、誰かが汗をかいててんてこ舞いになる。
そこに正論を持ち込んだところで、それは持ち込んだ人間の自己満足に過ぎない。
「人は動かない」のであればどうするか?
どうしてそこを考えないのか、そんな話に進んだ。
また、どうしてダメ出ししか出さないのか。
それも問題だ。
しかし、それも問題だというのは、誰がダメ出しを出しているのか、によって受け取り方が変わるからだ。
ハラスメントも同じだ。
「誰が」によって印象が変わるからだ。
車椅子に乗るお年寄りが、自分の力で立って歩けたり、寝たきりのご老人が介護により、起きられるようになる。
そんな当たり前の事が出来るホームにしようと、そのホームの常務と約束をした。
しかし、その前に役職達、つまり、中間管理職の人たちの能力が低すぎる事がわかったので、そちらを先に伸ばそうとした。
しかし、ここに「人は動かない」という壁を、その中間管理職は全く分かっていなくて、「指示を出した」から「出来る」と思い込んでいたということが発覚した。
それをどうするか。
どうもしない、そこを手直しするよりも、伸びる若い人たちを早急に育てようということに切り替えるという方針にしたのだ。
私も常務も後がない年齢だ。
しかも、ここに来て又大きな仕事が降って来たという。
「明鏡塾」は、お年寄りに限らず、全ての人の機能改善や回復を本当に手助け出来る人を育てることを目的としている。
それは、実際にその業界は人材不足ということもあるからだ。
そういった人たちの笑顔を見たい、共に喜びを分かち合いたい、そんな人が足りなさ過ぎるのだ。
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