どうだってええやんけ
当たり前のことだが、人に対する印象は、自分自身が作り出しているものであって、「その人」ではない。
どこまで行っても「他人」を理解することは出来ないのだ。
どれだけ分析できたとしても、その現れが分かっても、その考え方が分かっても「その人」ではないのだ。
それらは意識の「現れ」を知ることが出来るだけで、実際に当人が感じていることまで分からないからだ。
この人は「こうだろう」と思うのも、私であってその人ではない。
その意味で、幻滅することも裏切られたも無いのだ。
それらは、他人の現れに対して、こちらが勝手に解釈したことが間違っていたに過ぎないのだ。
しかし、とは言うものの、私達は幻滅したり、なんじゃこいつ、と思ってしまう。
どこまでも、自分勝手な生き物なのかと思う。
しかし、「どういうこと?」と思う事はある。
その人の行動に不信感が湧く時だ。
しかし、それも私が思っているだけで、その人としては筋が通っているのだ。
という具合に他人を見る、私自身は面白い。
これらの基本にあるのは「他人と理解しあえる」と何の根拠もなく思っているからだ。
あるいは、理解し合えると思いたいのだ。
現実は、理解しあえなくても、いくらでも他人と付き合えるし、理解し合えると思っているから、何かの弾みで関係が壊れるのだ。
つまり、他人を理解しようというのは、「どうだっていいこと」なのだ。
それよりも、その都度その都度判断すれば良いだけだ。
「食事に行きませんか?」「いや、今日は都合が悪くて」これだけで良いのだ。
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