身体で考える力を養う為に
今日の「武道塾」では、本当に久しぶりに回し蹴りをした。
もう数年はやっていなかった。
回し蹴りは、上半身のねじれを原動力とする。
つまり、上半身のねじれにより下半身が動くという図式だ。
この蹴りの典型的なのが、ピーター・アーツだった。
絶妙の左フックが左回し蹴りを誘導していた。
全盛時代は、このコンビネーションでKOを奪っていたのを思い出す。
もちろん、それを目的としているのではない。
先程の上半身のねじれと下半身の関係を身体で知ることが目的だ。
35年前は、基礎訓練と原理習得の為に初心者は全員した。
下半身の力が抜けてくると、蹴りが効果を現してくる。
空手時代「日野、まだ蹴っている」とよく注意されたものだ。
私の道場ではあり得ないくらい、全員汗をかいて終わった。