悩む原因は
考えなければならないこと、考えなくても良い事。
ここを間違うと、昼に書いた混乱に陥る。
考えなければならないことの代表は、自分が対象としている事だ。
例えば、私がドラムをやっていた時なら、ドラムの事、あるいは、もう少し大きくジャズの事、更に大きく音楽の事。そこからそれらを支える表現の事。
というような事だ。
考えなくても良い事は、自分の事だ。
例えば、自分はドラムに向いていないのではないか。自分は何の為に音楽をやっているのだろう。
というように、自分に向ける疑問だ。
それは、対象の事にしっかりと取り組んでいないから起こるこころの隙だ。
しっかり取り組んでいないというのは、それは昼に書いた、
例えば、メダルを狙う選手のように、そのことに全力で没頭していないということだ。
ここでの勘違いは、とんでもない勘違いに発展する事がある。
自分の疑問が無くなれば、「そのこと」がより上手く進むのではないか、という疑問だ。
もちろん、それはある。
しかし、それは自分の取り組む「そのこと」を通して気付いていくべきものであって、セミナーで仕入れてくるものではない。
それは畳上の水練にしかならない。
実用性が無いということだ。
仕事を通して、取り組んでいる事を通してしか、何も身に付かないということだ。
考えなければならない事は、山ほどあるし、その一つ一つがどんどん深くなっていくものだ。
それは、常に現場という実際があり、そこで考えなければならないことを発見させるからだ。