一瞬の記憶
「明鏡塾」体験セミナーは7月16日です。
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第一印象が大事とはよく言ったものだ。
それは、人は一瞬で、何かしらのバランスの悪さを感じ取る、違和感を感じ取る能力があるということだ。
これは、どんな事にも、どんな状況でも使える事だ。
ただ、その一瞬が難しい。
そこで判断が働いてしまえば、第一印象ではないからだ。
そして、人によっては判断も一瞬で出来るからだ。
第一印象ということで言えば、「あれっ」という微かな感じだ。
言うならば、新幹線がトップスピードを出している時に、車窓から見える目の前の風景と同じだ。
「あれっ、確か何か見えたな」その程度の情報だ。
その微かな情報をいかに記憶するかが、この第一印象という能力を使えるか使えないかの分かれ道になるのだ。
「パッとと見た時の第一印象」は、整体の世界にもあるそうだ。
「明鏡塾」を受講してくれている、ベテランの整体師の方も、師からそのことを学んだとおっしゃっていた。
単語カードならぬ小さなメモ帳をポケットに入れ、常に患者さんの印象を書き出していたそうだ。
それを師がチェックをして「それは違う」とか「その通り」とおっしゃってくれていたそうだ。
この「師からのチェック」が有ることが大事だ。
それが無ければ、ただの思い込みに成り下がる可能性があるからだ。
そして、その事は誤診に繋がる。
そういったリスクを抱えているからこそ、その能力に磨きがかかるのだ。
しかし、普通にそれを磨く方法が無いことはない。
単に「バランスが悪い」という視点を持てば良いのだ。
「えっ、バランスが悪いってどういうこと?」と頭が働くのは良い。
しかし、答えを求めるのは駄目だ。
という前提を持ち、道行く人、会っている人を観察していくのだ。
服装のバランス、言葉のバランス、表情のバランス色々あるだろう。
そういう視点を持つだけでも、人を知ることが出来るし、その視点で自分を見ることも出来る様になるのだ。