気持ちか計算か

東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/workshop-1
人の行動の根っこにあるのは、何なのか?
そんなことをふと考える。
もちろん、自分自身を考えることだ。
根っこというのは、生物学的なものではなく、もっと生臭いものの話だ。
別の事で私は「気持ち」という言葉をよく使う。
これの正体は、さっぱり分からない。
ただ、いわゆるこころが響くような感覚が起こる、その元にある何かではないか、と考える。
ざっくりと考えると、行動原則がその得体の知れない「気持ち」なのか、あるいは明確に意識されている「計算」のようなものか、という2種類が根っ子にあるのではないかと思う。
気持ちの場合は、背水の陣という事になるが、計算ということになると、自分を保護した状態で、ということになる。
これは「本気で」ということに共通するのではないか。
本気とは背水の陣の事だ。
本気ではないというのは、もちろん自分を保護している。
ここでの違いは、本気はこころの響きをもたらすが、本気ではないのは、頭の納得をもたらすだけである。
ここでは背水の陣と、さらっと書いているが、背水の陣というのは、自分自身も生活も投げ打ってということだ。
もちろん、そんな事は考えて出来ることではない。
だから、気持ちなのだ。
時々、「私はアホか」と思う時がある。
社会的に見ればおかしいからだ。
もちろん、「社会的に」と単に思うだけで、「社会的」に対しては何も気にしていないのだが。
これは、自分の死という事を、しっかりと考えているからだろうと思う。
死後の世界ではなく、現在の私の死だ。
ここを原点に持つから、一切気にせずにおられるのだろう。

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