思い込みは感覚をも狂わす

「今のワークで、私は○○を感じました」
「それは良かったね。あなたが感じた事だから、それでいいですよ」
「その前のワークは▽だと感じました」
「うん、それもいいですね。でもね、私が提示したのは、××です。それをあなたがチャレンジして、○や▽だと感じたというのですから、それでいいですよ」
「あなたは私ではないし、私はあなたでは有りませんから。但し、自分の成長とは何かを、今回のワークショップでずっと話しているから、もっと深く考えて下さい」
今日のワークショップの最後の質問での一コマだ。
目の前にカップに入ったコーラがあった。
私はコーヒーを飲みたいと思っており、目の前にあったコーラーを、コーヒーと同じ色をしているので、コーヒーだと思って飲んだ。
すると、とんでもなく不思議な味がして、思わず吐き出した事がある。
感覚と言えど、思い込んでいる場合、そのものを感じ取ることが出来ないのだ。
終わってからマーツが「彼らの頭はどうなっているのだろう」とつぶやいていた。
今日は飛び切りの晴天で、春の陽気だ。
15分の休憩で外に出ると、初夏のような日差しだった。
休憩を終えスタジオに入るのを、みんな渋っていた。
ワークショップ終了後、マーツと市街まで歩き、色々と話をした。
武道と人生の話、ダンスと武道の話、タンゴと武道の話。
時間の話。
オープンカフェでのまったりとした時間だった。
明日でワークショップは終了。
明日は通訳をしてくれた人の家に厄介になる。
ベルンだ。
知らない所だから、それはそれで楽しみだ。

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