何これ?から右に行くのか左に行くのか

私のワークは、初めての方は戸惑う事が多い。
説明が足りないからだ。
それは私の方針である。
そしてそれは、私自身が色々なモノを獲得してきた体験から考えだしたものだ。
説明がない、そこから「自分で考える」という力を掘り出したからだ。
仕事であれば、説明不足でうまくいかない事も起こる。
そこには、「時間と効率」というやっかいなものがあるからだ。
とは言っても、私も説明が少ない仕事を通して「自分で考える」ということを憶えてきたのだ。
そう考えると、当時の時間感覚と現在の時間感覚は違うのだろうと思う。
きっと、今の方が短いというか、せせこましくなっているのだろう。
では、現在の方が仕事を覚える時間は短くなって来ているのか、と考えると意外とそうでもないように感じる。
何人か人を使っていたことがあるが、一様に仕事ぶりは遅かった。
多分、説明され慣れしている分、仕事そのものを見る目が部分になっているのではないかと感じた。
何時も書いているように、説明されてしまうから、その分「何故」とか「どうして」という好奇心が薄れてしまう。
そうすると「自分で考える・興味を持つ」がある程度しか育たないのだ。
今回の福岡でも、また、沖縄でも、10代の子どもたちも参加している。
当然、同じ扱いをする。
そうすると、自分で考えているのが見える。
大人の人は、それなりに人生経験や知識も豊富なので、その範疇で解釈をし、あるいは判断をしてそこで終わっている姿が多い。
つまり、自分で判断したものを正しいと認識し、自分の判断そのものを疑わないということだ。
もちろん、それはその人の人生だから、それで良い。
ただ、自分自身の範疇の世界、範疇のものごと、範疇の人としか出会えない、ということを選んでいるということを知っているのかと思ってしまう。
折角、生きているのに、そんな狭い世界で良いのかどうかを考えてもいいのではないかと思う。
「なんじゃコレ」と否定する、「なんじゃコレ」と好奇心を持つ。
あるいは、自分と絡めてみる。
全く異なった結果になるのは目に見えている。

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