正解はどこかにあるのではない、自分が正解なのだ

やたら寒い沖縄。
ジャンバーの下に極暖。
そのままワークへ突入。
音楽の中に入る。
それ自体は難しいが、その感じは掴みかけたようだ。
「気持ちが動く」と、フォームは生き生きとしてくる。
意識が動くと身体は消えていく。
とりあえず、寒いのでバーレッスンでウォームアップ。
もちろん、Balletのそれではない。
「足が振られる」でスタートだ。
見ていると、やはり足が管理できていない。
色々と注文を付け、やっと足が生きてきた。
相当高級な稽古だったが、バレエの先生や中学生を含む全員が付いてきた。
「あかん、姿が汚い」
つまり、身体に注意が行き届いていないということだ。
技術ということの稽古の仕方。
約束事の稽古の仕方。
何を想定して、今そこでレッスンをしているのか。
等々。
全身のストレッチは、普段のワークショップでも行う。
しかし、みんなはまだまだ上っ面しか伸びない。
腹部が伸びて、そこを感じ取っていなければ、身体はブツ切れに見えてしまう。
そして、静止のポーズに動きが出ない。
つまり、そのポーズは死んだポーズになってしまうということだ。
そういった説明を加えながら、少しずつ「雰囲気」を感じられるようにしていった。
最後は、ルールを決めての、音楽の中に入るだ。
ここを集中的に行う事で、音楽と自分との関係が明確に身体で感じ取れるようになるのだ。
不安げな表情を見せながら、取り組んでいた。
どうして不安になるか。
それはそこに正解があると思っているからだ。
正解はどこにもない。
自分が行う事が正解だとプログラムを作り直すレッスンでもある。
明日は、もっと寒いそうだ。
ダウンを着ていこう。

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