今日の夕方には日本へ帰る

パリは何故か落ち着く。
もちろん、海外の中で一番滞在期間が長いからだ。
それと、街の煩雑さが性に合っているからだ。
道場には、何時もの顔が何時ものように、熱心に取り組んでくれる。
エルビスとディビット兄弟の顔をみるとホッとする。
マルセイユからゆきみさんも来ている。
少し、暴れられるようにと考えても、かなり集中して取り組むために、決して暴れない。
そんな姿を見ていると、まるで教室のようでもある。
新しい顔も数人あるが、それ以外は全部常連だ。
だから、新しく参加している人も、常連たちに引っ張られて、集中された取り組み方になる。
場が自動的に出来ているということだ。
その意味では、日本のワークショップも同じだ。
熱心な人達が、率先して新しい人をリードしてくれるから、良い雰囲気になる。
その最たるものが沖縄だ。
核になる人達が、複数いるというのは、その意味でも有り難い。
帰国すると岡山ワークショップだ。
岡山は、もしかしたら一番大人しいかもしれない。
土地柄か、余りワイワイしない。
それがもう少し弾けてくれば、もっと気付く事が出来るのだが。
大人しいのは日本人の特性かもしれない。
もちろん、真面目さの履け違えだ。
初参加の人から「相手が技にかからないように逃げるが、それはそれで良いのか」と質問があった。
「それは駄目だ」と答えた。
段階的だが少なくとも、稽古相手に対して技がかからないようにするのは間違いだ。
基本的に組稽古は、相手の人が出来るようになる為の自分という存在だ。
もう一つある。
何をやっているのかを全く分かっていない人だ。
もちろん、武道をやっているというのを知っているし、そこで展開されている事も分かる。
しかし、そういった人の視点は、自分の持つイメージなり思いなりだけだから、実際目の前の現場で展開されていることには無関心なのだ。
そして、「何だこれは?」となり、決して自分の枠から外にでない。
当然、「このワークショップは無駄だった」となる。
もちろん、そう思うのも自由だ。
そういう人は日本にも多いが、外国にも多い。
今から朝食を食べてパッキングをし稽古だ。
今回は夕方稽古を終えたら、その足で空港へ行く。
帰国すれば岡山ワークショップだ。
10月「武禅」も、残り3名限りです。
大阪ワークショップは9月22,23,24,25日です。

https://www.hino-budo.com/workshop-schedule1.html

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