テクニックは

医療系の人に限らず、いわゆるテクニックを沢山学ぶ人がいる。
もちろん、それが間違いだと言うのではない。
ドラムにしろ、人間関係、成功、身体他、巷には様々なジャンルで「方法」が出回っている。
そして、技術を知らないよりも知っていた方が良い場合もある。
例えば、私はジャズ・ドラマーだった。
その時は、ラテンリズムの刻み方、4ビート,2ビート等と知らなければ仕事にならないから吸収していった。
しかし、一歩中に入ると、例えば、ラテンだとして、その道の専門家や本場の人達と演奏をした時、まるで違う事に気付いた。
テンポもリズムの形式もドンピシャなのだが、ノリが全く違うしラテン音楽にはなっていないのだ。
ここをオーバーに言うと、リズムの形式が違ってもノリが同じなら、そしてラテン音楽のエッセンスを持っていれば、それはラテンとして通用するのだ。
そんなことを実際に演奏することで学んでいった。
つまり、吸収したことはそのままでは使えないということだ。
使えるようにしなければ使えないのだ。
もちろん、それは自分なりにアレンジすることではない。
その世界に入らなければ、何も分からないということだ。
また、テクニックは何の為にあるのか、を考える必要がある。
あくまでも、自分自身の内的な欲求を表現するために、あるいは実現するためにあるものだ。
もちろん、その内的欲求というのは、「テクニックを学びたい」という欲求ではない。
例えば、医療として「どうしても人の役に立ちたい」という欲求があり、それが医療であれば良い、という具合にある欲求だ。

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