視点の持ち方で決まる

Amyにballetのフォームを見せてもらいながら、身体を確かめていく。
そして流れを見ながら、訂正したり加えたりする。
フォームは気分を作り出す役目もある。
しかし、そういう視点を持つか持たないかが、その役目を現実化したりしなかったりだ。
腕はどう動くのか、足はどこまで上がるのか、という視点しか持たなければ、決してそのことを知ることは出来ない。
こういった視点の持ち方は、以前、斎王祭という何百年に一度のお祭りに参加させてもらった時に気付いた事だ。
そのお祭りは、歴史的なものなので着物から小道具にいたるまで、史実に忠実に作られる。
そこで、当時の衣装を着せて貰った。
着た時点では、着慣れた洋服の感覚だったが、それでは歩けない事に気付く。
靴は革靴だが、紐があるわけではないので、普通に歩けば脱げてしまうのだ。
やたらと長い袖は、腕をどうすれば良いのかを混乱させた。
そんなこんなで、衣装とピタッと来るまでに小一時間はかかったように思う。
そしていざ行列。
進行。
その祭りに参加することを進めてくれた友人は、「衣装をちゃんと着ていたのは日野ちゃんだけやな」と嬉しい言葉。
しかし、当たり前やんけ、誰もそんな視点を持っていないからだ。
何かを選ぶとすれば、必ずそれいがいのものは捨てているということだ。
だから、何を選ぶかが大事なのだ。

Follow me!