警戒厳重なパリ北駅から
昨日でBrestは終わった。
どこにでも、直ぐに教えたがるおっさんはいる。
その周りにいる人達には、気の毒だがそんな場合は、完全に放置する。
そういったおっさんに共通しているのは、絶対に他の人達を観察しないことだ。
完全に自分の世界に入っているのだろう。
何よりも自分が絶対だと思い込んでいる。
頑固そうな顔がそれを物語っている。
こちらの指示通りにやろうとしているが、出来ない人には、勝手に目が向くから自然とそういった人達だけを相手にするようになる。
昨日もおばちゃん達が頑張っていた。
何度か体感してもらうと、それなりに良い感じになる。
ちゃんとやれば出来る。
そして目的が分かる。
当たり前の事だ。
「私にかけて下さい」と寄ってくる人もいるが、そういった人に限って、自分の考えで解決したいから、つまり、自分を肯定したいだけなのだ。
言えば「やっぱり、こうだった」というような事になる。
初めて接する考え方が分かる筈もないやろ!だ。
10代の女の子が、大きな女性を相手に奮闘していた。
的確なポイントに焦点を当てていたので、少しのアドバイスで完成。
横で勝手にやっているおっさんたちに、「この女の子のやっていることを見てごらん」と言う。
見ている目を見ていると、「ただ見ているだけ」の目だ。
「こら、あかんわ」だ。
セミナーやワークショップに来て、「自分の優秀さを見せたいだけ」そんなおっさんは、日本にも沢山いる。
日頃、誰からも相手にされてないのだろうな、と同情する。
しかし、どうして「私はあなたに習いにここへ来たのではない」と言えないのだろう。
それが不思議でならない。
私なら、即座にその人と組むのを止めるのだが。
外国の人は日本人と違って、自分の意見をハッキリ表現するというが、意外とそうでもない。
直接他人に言わないのは、日本人と同じだ。
今から、パリに戻り、列車でブリュッセルだ。
ブリュッセルの駅は相当警戒が厳重になっているという。
飛行機のように手荷物検査があるそうだ。
何時ものパリ北駅からブリュッセルに向かうのだが、手荷物検査があった。
警官の数も、軍人の数も相当数いる。
もちろん、爆弾探知犬もいる。
このタリスは、昨年テロリストがトイレに隠れていて捕まった列車だ。
だから、警戒は半端ではない。