情熱が学校を生徒を変える

昨日は、本部に来る高校の空手の先生の所に行った。
体育館に入ると4,50人程の部員が、大きな声を上げ練習に汗を流していた。
思えば、数年前3,4人の部員からスタートした部活だが、あれよあれよという間に、県大会、近畿大会、全国大会へと駒を進め、人気部になっているのだ。
高校生活3年間で、何を土産に社会に巣立たすことが出来るか、そういったテーマを持ち部活に取り組んでいる先生だ。
生活指導を担当しており、生徒たちからは相当恐れられている。
そのおかげで、荒れた高校が就職率の高い、素晴らしい高校に生まれ変わったのだ。
もちろん、数年かかっての話だが。
そこにあるのは情熱だ。
教師としてのプライドが根底にあり、どの生徒とも、むろん、親とも正面から向き合い、問題に正面から取り組む。何度か「クビかも」というような事態に遭遇したこともある。
それは、世間の風潮や、法律、腰抜けの役人たちのせいだ。
こころある教師が、本気でぶつかっていった時、それこそクレーマー的生徒や親は、「訴える」という御旗を武器にする。
その事が、どれだけ当人の能力や力を奪っているのかを、親も当人も知らなさすぎるのだ。
こういった本気の教師が、どんどん少なくなっているのは、日本の将来の希望が少なくなっているということだ。
教育は国家100年の事業だと言われている。
世界の動きが、ここ20年で急激に速度を増している。
その意味で「もう遅い」ともいえる。
しかし、それでもこころある人はやっていくだろう。
そんな人達に期待するのではなく、自分も続けだ。

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