まだ大晦日にはなれへんで
「心から喜ぶ」そんな感情が見えないで、と言うと、「心から喜ぶようにします」と返ってくる。
「どうして?」今、現にこころから喜ぶ、つまり、心が反応していないのに、「そうします」と返せるのか。
それは、こころから喜ぶと「思えば」、そうできると思っているのだ。
無意識的に反応した結果に対して、思考あるいは思い込みが、その反応を呼び起こすとでも思っているのだろう。
それは、人の話を聞いていないということだし、話の意味が理解できていないということだ。
当然、そんなことが実現できる筈もない。
ここは、違う角度からは「素直になれ」という言葉が良く使われる。
しかし、素直ということが反応を起こすのであれば、素直ではない人が「素直になれ」と言われて素直になれるのか。
誰が考えてもそれは無理だと分かるだろう。
出来そうにもないことに対して、一々説明する人がいる。
つまり、それは単なる自己顕示欲の現れだ。
と、人は常に表現している。
人は、一体何を見ているのだろう。
今年も色々な表現を見て一年が過ぎようとしている。
明日はまだボイラーの修理が残っている。
大晦日という感じは無いのが寂しい。