感覚を働かせると
先日の偏頭痛は、痛みの場所を体内から見つけ出し、そこを感じるようにすれば痛みは緩む、という事を発見したのは、二十年前ほど前に遡る。
そもそもは、私自身の怪我に対しての、無意識的に有る先入観や固定観念の働きを知ってからだ。
病院へいけば多分5〜7針位(大体全長10㎝未満)縫うであろう怪我だ。
鋭く尖った御影石の残骸が隠されていた砂場に、ゴム長を履いていて飛び降り、その御影石が刺さるように足のウチラ側を切断した。
その痛みと血の量、長靴の破れなどから、「痛い」と全身が硬直した。
その状態に、おかしいと気づき痛みを探りだした。
目視ではなく、体感から見つけ出したのだ。
目視は、意識を媒介としてしまうので、当然先入観が働く。
試行錯誤の末、そういった痛みに対する処置の仕方を獲得したのだ。
感覚という代物は目に見えない事と、思う、ということがごっちゃになることがある。
しかし、この武器は生物として、また動物としての最高の武器だ。
しかし、人は意識を肥大化させたばかりに、この感覚を鈍化させたり、混乱させたりしてしまうのだ。武道にとっては、基本中の基本とでもいうべきものである。
もちろん、医療関係者はこれを最大に働かせなければいけない。
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