秋の東京ワークショップ
岡山のワークショップを紹介しましたが、その前の5日間は東京でのワークショップです。
東京のワークショップが2005年からですから一番古く、もう10年になります。
参加者の移り変わりを見ていたら、色々と面白いものが見えます。
やっていることは、「方法」ではないので、時代とともに、あるいは、流行とともに変わるものではありません。
ですから、受講する方がどんどん変わっていくのが面白いです。
しかし、日本で私のワークを一番長く受講してくれているのは、沖縄の方達です。
バレエの先生や生徒さんたちが始まりです。
その次に福岡、岡山かな。
もちろん、沖縄でも受講者は変化していますが、8,9年受講してくれている人達は沢山います。
今、これを書いていて腑に落ちた事があります。
だから、関係がどこのワークショップと較べても濃いのだと。
そして、私がワークを通して何を得て欲しいのかを理解してくれています。
「方法」ではなく、自分自身だということを。そして関係された身体の美しさ、ストレッチで起こる身体の不思議や気持ち良さを深く理解してくれています。
ワークショップは「関係」そのものをテーマに「身体・意識・感覚」の両面からアプローチするものです。
但しこれらは西洋のものではありません。
日本の伝統文化が生み出した身体論、自然身体論です。
日本人の持つ自然観が、昔日の武道の達人を生み出し、達人は潜在意識を働かせる、というレベルまでいきました。
それを現代に蘇らせ、私達に役立つようにしたものだと思ってください。
だから、海外でのワークショップやダンスカンパニーからのオファーがあるのです。
もちろん、その第一歩は解散したForsyth companyでした。
身体を線で感覚出来ると、新しい動きは直ぐに生み出せるのです。
また、身体運動そのものがパフォーマンスになっている人達は、身体を厳密に感覚出来ると、確実にその質やレベルは上がります。
人との関係は、距離感や衝突しない考え方が必要です。
沖縄で20歳になった女性が「日野ワークは人生の必修科目だ」とのコピーを考え、今年のフライヤーを作ってくれました。
場所:東京Bumbスポーツ文化館(東京メトロ有楽町線・京葉線「新木場駅」下車徒歩10分)
期間:9月16日から20日まで。19-20日は、表現者の為の「表現塾」です。
詳細はもう少しお待ちください。