無駄に汗をかいたらあかん

打ち上げは午前1時30分。
残念ながら3時までには届かなかった。
それは店が終わりだから仕方がない。
皆、名残惜しそうにその場を離れない。
余りにも時間が中途半端で、「次に行こう」とは誰も言い出さなかった。
たった3日だが、3日間受けている人と、飛び込みで来た人とは雲泥の差があるのが面白い。
飛び込みの人は、皆のテンションの高さに、明らかに戸惑っていた。
ま、それは仕方がない。
色々なタイプで「関係」そして、関係で起こる身体の不思議、意識の変化を皆楽しんだ。
何と言っても最高にはじけたのは、会場を貸してくれた保育園の女性だ。
どんな難しそうなことにも、引かずに積極的に取り組んでくれ、正面向い合いではシナをつくって都はるみまでいってしまった。
これには会場中大爆笑。
この弾け方は沖縄だろう。
そんなムードが場を支配し、笑顔が満載のワークショップになった。
難しいから深刻になる。
なったところで、難しさは変わらない。
まだ笑いが起こる方が、身体のどこかに格納される可能性がある。
その意味でも、こういったムードは大事な事だ。
「今回は嫌だと思う人と、積極的に関わって色々気付きました」
「初めに嫌だと思っていても、腕を握るをやると『あれっ嫌いじゃ無かった』となったのはおかしいですか」等々。
皆、関係性を堪能してくれていた。
特に若い子達が伸び盛りのように伸びているのが嬉しい。
この若い子達は一切めげない。
めげそうになっていると誰彼なく「やろやろ」とドンドン巻き込み、数を重ねていくのだ。
こんな姿はどの会場でも見られるものではない。
ここ沖縄ならではだ。
それだけ人と人の距離感が近いのだ。
生きている人間達だ。
柔道整復師の若い男性が、中々良いキャラだ。
「お前、無駄に汗をかくな、人がみたら一生懸命やっているように思うやろ」
と、訳の分からないツッコミを入れても、決して深刻にならず、そしてめげない。
芯が強いのだ。
あっという間の3日間だった。
余韻もヘチマもないが、来年皆の姿を見るのが楽しみである。

Follow me!