パリ一日目

パリ郊外、約10㎞ほどらしい。
レオさんの生徒さんのジュリアンの道場。
小じんまりとして、清潔感溢れる道場だ。
畳マットがよく出来ている。
下の階は楽器屋さんで、オーナーは音楽教室を経営しているそうだ。
どうりで、稽古中に楽器を練習する音が聞こえる筈だ。
会場に着くと、直ぐにクリスチャンやエルビス、芝田君やルノーさんがやってきた。
マルセイユからもシリルが来た。
稽古は、余りやっていない突きの受けの原則をやった。
迎えに行く手をもっと素早く、でないと危険だよ、腰から動いては駄目、その場を動かない等々の、何時もの守らなければならない事を徹底していく。
これを徹底するから、身体がどう動けば良いのかを弾き出すのだ。
決して、自分で動かさないことだ。
そんな難しい稽古を、みんな黙々と取り組んでくれる。
続いてその発展としての、体重移動に。これは難しい。
相当、手と膝の連関が出来ていないと出来ない。
エルビス達の方に行くと、何とエルビスが大きなルノーさんを倒していた。
思わず「Très bien!」と叫んでしまった。
何時も書いているように、このエルビス兄弟やクリスチャンは、本当によく稽古をしている。
来る度に、その成果を見る。
しかし、これに関しては相当難しい。
「どうして出来たのか?」と聞くと「とにかく頭の中で色々考えるのをやめるようにしている、それが邪魔だと分かったから」という。
最高だ。
それに本当の意味で気付いてくれたのは、もしかしたら彼らが初めてかもしれない。
会話としては「頭が邪魔をしている」と言うが、それを実際的に行い、尚且つ成果を見たのは初めてかもしれない。
手と膝、手と体重全てを同時に動かすへと進み、消化不良のまま一日目の稽古を終えた。
終わってからエルビス達に「私はあなた達と出会えて本当に良かった、ありがとう!」と礼を告げた。
彼らは恐縮していたが、本当に伝わるのは嬉しいのだ。

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