親切なベルギーの人

寝ようとしたが、道着をきれいにしたくてフロントへ持っていった。
大方の場合、朝出すと夕方には出来ている。
このホテルもてっきりそれと同じだと思って、そのつもりで会話を交わすが、話が噛み合わない。
もちろん、私の英語が大阪弁で無茶苦茶だからである。
フロントマンは若い男性だ。
やっと話が通じると、夕方ではなく次の日の朝だということがわかった。
それでは明日の稽古に間に合うはずもないので断った。
すると、その若いホテルマンがどうしても洗濯をしたいのか、と言うからそうだと答えた。
すると、ホテルの従業員が使う部屋へ案内してくれ、そこに備え付けてあった洗濯機に道着を放り込み「1時間で洗えるから、その後乾燥機にかけるといいよ」
何と親切なベルギー人だ。
ビッグサンキューの深夜だった。
おかげできれいな道着で稽古が出来る。

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