人生は面白い
昨日、思い立ってピアノの田中さんのお見舞いに行った。改めて「来年の4月、桜の花が咲く頃にコンサートをしよう」と田中さんから提案して貰った。
何度も書いているが、私のジャズ現役時代には考えられない事だ。
フリージャズの世界を突っ走っていた私は、スタンダードなジャズ界のビッグネームだった田中武久さんは、雲の上、異質の世界の人だったからだ。
だから、現役時代は田中さんの実際のプレイに接した事はなかった。
しかし、エルビン・ジョーンズやレイ・ブラウン他、トップアーチストとプレイする田中さんの話は、風の便りで知っていた。
その田中さんと直接お付き合いさせて貰うようになったのは、武道の世界に入ってからのことだから、人生というのはどうなるのかさっぱり分からない。
歯科医達の研修を終え、2次会に選ばれていた場所がたまたまセント・ジェームスだったこと。
そして、たまたまその時のメンバーにドラムの東原力哉がいた事。
そのたまたまが私の還暦時のコンサートでの田中さんとの共演、そして来年のコンサートへと繋がっていくのだから、人生は予測不能だ。
つくづく人生は面白いと感じる。
この先どうなるのかは、さっぱり分からないが、きっと面白い展開があるのだろう。