分かったら出来る?そんなことは無いで

東京ワークショップ
9月12.13.14.15.16日

https://www.hino-budo.com/2014TokyoWS.htm
来週帰国したらすぐに、東京ワークショップが始まる。
有効な宣伝方法はないのかな?と毎回考える。
2004年に初めて横浜でワークショップをやった時は、宣伝全般を皆川さんに任せたから、全国津々浦々まで情報が広がった。
webならもっと広がるかな、と思うがそうでもない。
このブログなら、当たり前だがこれを読んでいる人にしか情報は行かない。
このワークを欲する人は、沢山いると思うのだが、中々難しい。
昨日のブリュッセルは、パリからもドイツの近くのフランス、オランダからの受講者もいた。
こちらは半数以上が常連の人達だったので、次のステップというような、縦形の連動を試してみた。
常連らしく、黙々と練習に励んでくれる。
初めて参加する2mくらいの男性は、ボクシングや柔道もやっているという。
思い切り掴めという毎度の指示を出すと、手がしびれてしまうくらい強い。
みんな興味しんしんで、私のやるのを見ている。
相手が両手で私の両手首を上から押さえつけているので、当たり前だが私の腕力や体力ではびくともしない。
肘を緩め、肘だけを使う、そうすると相手は後ろに吹っ飛んだ。
みんな大笑いなのだが、意味が分からないという顔だ。
続いて、同じ態勢からの縦形の連動にねじれをくわえたもの。
それはフランスの常連のディビットが来ていたので、彼の為にやってみた。
案の定手も足もでない。
しかし、それでも挑戦することが大事だ。
何時ものように楽しい汗をみんなで流した。
そうか、そういえば乱暴なおっちゃんは来ていなかった。
という具合に、続けていると自然淘汰されてくるし、場に集まる人が良い人ばかりになってくる。
中学生の頃から参加していた、飛び級の天才児は明日からスコットランドの大学が始まるので、稽古を終えイギリスに立つと言っていた。
今日は、足の運びをやってみよう。
昨日は、総合でもやっていそうな若者も数人来ていた。
面白いのは、多分世界の若者の共通点として「わかった、こうですか」という反応だ。
「分かった」というのはこちらの説明だ。
そしてやってみて「こうか」になる。
すかさず「NO」というと、どんどんめげて行く。
それが共通しているから笑うしかない。
「説明を聞いただけで出来るなら、練習も工夫も必要ないやろ。お前らは皆天才か?」
昨日も、私がNOを連発するから、若者はどんどん落ち込んでいった。
隣でやっているディビットは、少なくとも5年は練習しているよ、というと、「……」だ。
きっと初めての壁なのだろう。若者にはこういった壁をどんどん張り巡らせてやらなければ駄目だ。
でないと、自分の力を育てる事が出来ないし、その自分の力で乗り越えようとする意欲や行動力が育たない。
ワークショップでも同じような光景が起こる。
しかし、めげる暇があったら、取り組み方を考えよう。
でなければ前に進まないのだから。
岡山ワークショップ
9月21.22.23日

http://workshop.digiweb.jp/
昨年に続き、二度目になる大阪での講演会です。
「人生を生き抜く智慧・達人の真髄はコロンブスの卵だ」
笑いますよ!

昨年は、直ぐに定員になってしまいました。お早めに申し込んで下さい。
10月26日

http://ilt.jp/extra01/entry.html

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