のらくろ道路の中

6月1日から東京教室は引っ越ししました。
場所:江東区森下3丁目11-12 千葉ビル1F
地図はhttp://yahoo.jp/m9Xx6B
https://www.hino-budo.com/tokyo.html
東京教室はマットも白、壁も白で統一され、およそ空手道場とはにつかわない、小奇麗なものになっていた。
道場主の趣味が徹底的に活かされ、気持ちの良い空間だ。
私達の稽古もそんな雰囲気だから、集中され気持ちの良い汗を流せた。
周りは「のらくろ道路」と銘された、下町の元気の良い商店街の中にある。
だから、玄関のドアを開けっ放しで稽古をしていると、通りがかりの人が足を止めて、「何をやっているんやろ」と中をのぞく。
この先は、きっと道場主の道場には、子供たちの声で賑やかになるのだろうと思わせる。
「武道塾」では、久し振りに突きに繋がる肘のコントロールをした。
突きも身体で分かるように、ストレッチを多用した形を選んだ。
四股足と言っても、最近の競技空手だけしか知らない人達は知らない。
その形が、上半身や下半身を、自在に使う為のものだとは知らない。
だから、その形そのものが難しくなる。
おかげで、皆身体がバキバキになり汗もたらふく流した。
もちろん、私も違うところが痛い。
そういった基礎練習は大事だと、やるほどに感じる。
しかし、それは「大事だから」なのではなく、「大事やな」と自らが気付かなければ、価値など無い。
そう感じられるまで、やり通すか諦めるか、どちらかしかない。
だから、どんな事でもやり通した人にとっては「大事やな」であり、やり通さなかった人にとっては「無意味や」になる。
その意味で、個人の見解などあてにならない。
全ては、自分の力で獲得しなければ何も分からない。
自分が獲得したからといっても、それがそうなのかどうなのかは分からない。
武道とはおよそそういった個人的なものであり、幻のようなものである。
それだから面白いのだ。
究極のオタクだ。
次は火曜日の稽古だ。
2014福岡ワークショップ
6月20,21,22日(金・土・日)
http://rbchinoriron.web.fc2.com/workshop.html

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