ジョエル・ロブション

昼12時レオさん達が迎えに来てくれた。
泊っていたホテルは、ずっと送風状態で、どないなっとんねんと文句を言うが、どうにもならない。
マルセイユでは直ぐに部屋を変えてくれたのだが。
ジョエル・ロブション(Joël Robuchon,)と言われても、全く認識がない。
凱旋門の目の前にあるレストランを経営する、フランス料理のトップシェフだそうだ。
ミシュランの星を28もとっている世界でも有数のシェフなのだ。
であるから、日本でも数店舗展開している。
旅の疲れを癒す為に、レオさんが招待してくれた。
本当のフランス料理は、前回マルセイユで食べたのが初めてで、先日北駅で食べたのを合わせ3度目だ。
ランチだから、余り堅苦しく無い。
キノコのブイヨン。
これ?もしかしたらカツオの出汁?そんな訳はない。
しかし、それくらい優しい味だ。
まるでうどんの出汁、これには身体が喜んだ。
続いて肉。歯応えは有るのだが、その感触の切れ味が良い。
ソースも私好みの家庭の味と酷似している。
ペロッと平らげてしまった。
ワインもシャンペンも飲まないので、黙々と食べた。
それはレオさんも同様だ。
席はカウンターなので、調理の様子がよく見える。
清潔な厨房は気持ちが良いし、沢山の調理人達の動きは、陳腐な例えだがまるでダンスだ。
しかし、ダンサー達にはこれほど即興で有りながら、有機的な繋がりを持つ動きは作れない。
もちろん、演劇とて同じだ。
どこまで行っても段取りが見え隠れし浮かび上がってくる。
そんな話で静香さんと盛り上がった。
良い時間になったので、その足で空港へ向かった。
3時間以上前に空港に着いたが、もはや一杯だった。
団体がいたのだ。日本人の団体は、言われた事をきちんと守るから、きっとこの込み具合になっているのだろうと思う。
飛行機は定刻より30分早く成田に着いた。
大阪への乗り換えで、チェックインした時、ケースの損傷が発覚。
手続きを済ませ、今待合ロビーだ。
伊丹からは直行で教室へ行く。
一服吸いながらコーヒーが先だろう。
第90回武禅一の行 3月21.22.23日
https://www.hino-budo.com/buzen4.html

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