からだを鍛える

「肘当て六法」という型を使っての、身体トレーニングの仕方を稽古した。
頭が作り出している必然を、身体としての必然に変換する為だ。
この身体としての必然でなければ、純粋な意味での意識から解放された身体、つまり、クセとしての動き、習慣としての動きのバリエーションから、脱する事が出来ないからだ。
具体的には、身体をストレッチさせることだ。
肘を中心として背中まで、そして出ている肘とは反対側の腰辺り脇迄をストレッチさせるのだ。
そうすることで、そのストレッチされた箇所を緩めていくと、自動的に肘が戻る。
この自動的にというのが、身体の必然ということになる。
もちろん、そのストレッチは、意識的に行っているから、厳密には身体の必然ではない。
しかし、それは動き出す仕掛けの一つだ。
これらは、「身体を鍛える」ということで、30数年前に気付いた事だが、私としては余りにも基本的なことなので、忘れてしまっていた。
私の考えでは、身体を鍛えるということの一つは、この筋肉の収縮運動を身体に応じて強化することだ。
武道での「技」ということを探って行った時、結局固有の技、例えば、上段斬り一つをとってみて、それが出来るということではなく、それもできるでなければいけない、と考えた。
だから、上段斬りから身体運動全般を考えなければならなかった。
結果、こういった筋肉の収縮運動というところに辿り着いたのだ。
そして、そこに辿り着いて振り返れば、この方法はスポーツ全般に適応する方法だと気付いたのだ。
武道の技、古武道の技、というローカルな視点ではなく、「身体」という人類全般に適応される考え方なのだ。
第90回武禅一の行 3月21.22.23日
https://www.hino-budo.com/buzen4.html

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