出会いはこころの御馳走

秋の「武禅」は10月12,13,14日です。
https://www.hino-budo.com/buzen1.html
深夜2:30、ほんもののバーテンダーがふる、小気味良いシェーカー音を背にし店を出た。
2年ぶりの岡山のワークショップは終わった。
2年ぶりという時間は、受講者を一新していた。
何時も来てくれる人とは、2年のブランクを埋めあった。
5回目になるワークなのだが、第一回目という気分になった。
全てを一から説明し、一から始めた。
それも勉強になる。
おかげで、改めて自分の考えていることを整理できた。
しかし、その割には、相当高度な「関係塾」も、途方に暮れるのではなく、目が点になりながらも楽しんで取り組んでくれていた。
何時も、岡山のワークショップをサポートしてくれる呉服屋さんが、弟さんも伴って参加してくれた。
年子の兄弟なので、ケンカの生傷は絶えず、家の中は返り血が飛び散っていたそうだ。
「食事は、何時も戦争でしたよ」
一人っ子の私には、何とも羨ましい話だった。
その二人の絆の深さを、目の当たりにした。「喧嘩」それは、自分と他人を明確に分けていることだ。
その人に、私が、という、極々当たり前のことを、身体の痛みを通して知る行為だ。
もちろん、そこには戦略も戦術も発想の転換も、つまり、生きて行く上での知識が詰まっている。
だから、この兄弟はワークの呑み込みが、誰よりも早い。
そして、尚且つ人生への転嫁を考える力も早い。
生きる力という事で言えば、全てのワークショップの受講者中一番だろうと思う。
何よりも、直球で話が出来る事が疲れなくて良い。
色々なワークでも、私の相手をしてもらう。
それは、相手をして貰う時、何一つ説明しないが、何をどうすればよいのかを、直感的に汲み取ってくれるからだ。
また、誰よりも気遣いが出来る。場の事を、そして立場をきちんと弁えられるのだ。
主催者の藍ちゃんは、妊娠7カ月。
ふっくらとしたお腹を抱えて、走り回ってくれた。
打ち上げでは「先生岡山に道場を建てましょう」と、嬉しい話に華が咲いた。
素晴らしい人達との出会いは、こころへの何よりの御馳走だ。
「武道家が語る人間関係の極意」
久しぶりの講演会です。
近畿地方の方は、是非お出かけください。
http://ilt.jp/extra01/entry.html

Follow me!