パリも暑いやんけ
■東京ワークショップ
9月13,14,15,16,17日
16.17日は、表現者の為の特別教室です。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
https://www.hino-budo.com/2013TokyoWS.htm
昨日の夕方、パリに着いた。
シーズンが始まったのか、飛行機は超満員だんた。
パリで迎えに来てくれていたレオさんも、何時ものホテルは満員で取れなかったと言っていた。
天気予報とは違って、パリも日本並みの猛暑だ。
30℃には恐れ入った。
それでもめげずに、寒さ対策に来て言ったユニクロのヒートテックに、ジャンパーで過ごしてやった。
みんな、Tシャツに半パンだ。
夕涼みにカフェは一杯だ。
今日はブリュッセルに移動、夜から稽古だ。
「思っている事」とやれている事。やれている事と、それを見ている人、あるいは聞いている人。
この、三つ巴の図式は、ジャズをやっている22歳の時に気付いたことだ。
自分が創る曲、自分が演奏する、それを他人が聴く。
自分が創る曲には、自分の思いや世界観が一杯詰まっている。
とはいうものの、それは自分の身体の中、頭の中、想像の中には、ということだ。
それを例えば、譜面として表す。
言葉として表す、演奏として表す。
とした時に、そこにギャップは生まれないのか。
そんなことが、私の持つ疑問の始まりだったように思う。
その時、一足飛びに、「では、人は私の頭の中、想像の中、あるいは一つのイメージを、演奏を通して共有しているのか」との疑問になった。
有り得ない。
その疑問がどんどん膨らみ「関係性」というものを意識し始めた。
共演者とは関係が成立しているのか、もちろん、楽器であり音を通してだ。
そういう意識を持ち、演奏するといやが上にもその事だけに焦点が当たる。
そうすると、微妙な違いが明確に見えるようになった。
共演者との関係を考え出すと、それは楽器と自分との関係性、そして、私の中の意識と創造性。という具合に、どんどん深部へと突き進んでいったのだ。
中でも自分の発する言葉と、自分との関係についてノイローゼになるくらい考えた。
ジャズの仲間も、クラシックの仲間も、誰もそんな事には無頓着だったから、私自身「頭がおかしいのかもしれない」と思っていた時期もあった。
それの答えは、あるいは、明確に問題を見据えられるのは「武道」だと気付き、ジャズから武道へと場所を移したのだ。
その意味では、関係性というものを考えて40数年という事になる。
そういった積み重ねが、「表現塾」でのカリキュラムを生んでいるのだし、「武禅」のカリキュラムを作り出しているのだ。
どうすれば、関係性という事を実感出来るか。
実感出来なければ、そこを成長させる事等出来る筈も無いからだ。
秋の「武禅」は10月12,13,14日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
中段お知らせから入ってください。
■1年ぶりの岡山のワークショップです
9月21.22.23日です
西日本の方はどうぞ!
http://workshop.digiweb.jp/