三線の名人喜瀬先生

■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
http://hinows.ti-da.net/

モスバーガーでモーニング。
会場に着くと、作務衣姿の人が近寄って来た。
「あっ、喜瀬先生、御無沙汰しています」
何と、沖縄三線と唄の名人、喜瀬慎仁師がお弟子さんを連れて訪ねてくれたのだ。
お忙しい身なのに、ましてや名人と言われる人が、年下の私に好奇心を向け、実際にワークに参加して頂いた。
見習わなければもったいない。
ほんと感動した。
今回の沖縄ワークショップの、私にとって一番の目玉になった。
喜瀬先生とはパリでお会いしたご縁だ。
出会いの妙だ。
出会いとは一瞬の出来事だ。
そして、一瞬で消えてしまう時間だ。
その一瞬の喜び、感動。
それだけが宝だ。
感動など続くものではない。
喜びも続くものではないし、続けるものではない。
だから感動なのだし喜びなのだ。
人は、その一瞬を得る為に、膨大な時間を費やすのだ。
若い頃は、何も知らないし分からないから、一寸した事で感情が動く。
しかし、体験を重ねて行くと、少々の事では感情は動かなくなる。
それは鈍っているということではなく、感情の質が成長していっているのだ。
でなければ、年齢を重ねている意味などどこにもない。
この年になると、ほんとにほんと、でなければ感情は動かない。
パリで喜瀬先生の唄を聞かせて頂いた。
何とも贅沢な時間だった。
今日喜瀬先生がポツリと
「パリで歌った時、奥さんが私の唄に涙を流していた。私は歌っていて、それに感動しました」と。
この純粋な感性に、無条件で感動するのだ。
1日、ワークショップを楽しんでおられた。
常連さんと再会。
昨年と同じワークだから、やり方は説明する必要が無い。
ただ、中味が濃い指示を出す。
会場のあちこちで、それぞれが工夫をしだす。
初参加の人は、訳が分からないと途方に暮れる。
常連さんは、私もそうでした、とアドバイス。胸骨操作から肘へ。
身体の不思議。あなたの思った事は伝わっているのか。
定番のワークがどんどん進む。
1年しか時間は経っていないが、若い子達はお姉さんになっている。
しかし、感性はどんどん鋭くなっているのが良かった。
関係しあえる人が増えていくからだ。
あっという間に「ありがとうございました」
今回は、番外でバレエでの身体をどう使うかをやってみた。
それは、主催してくれている人がバレエスタジオの先生だから、身体を美しく伸びやかに見える使い方を指導したのだ。
その意味で、形のあることは分かり易くて良い。
明日は、縦系の連動に入ろう。
■東京でのワークショップが決まりました。
9月13,14,15,16,17日
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細がきまりました。
https://www.hino-budo.com/index.html
お知らせにあります
■1年ぶりの岡山のワークショップです
9月21.22.23日です
http://workshop.digiweb.jp/

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