ほんとに難しいで

■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
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昨日は、中日ということで最初から質問の時間にした。
「型を教えて欲しい」という質問が相次いだ。
ここは外国では触れて欲しくないところだったが仕方が無い。
というのは、型ということになると、一段と難しくなり絶望的になるからだ。
例えば、どんな動きにも共通する「足を後ろとか前に出す」がある。
この時、絶対に足を動かしてはいけない、足が動くようにしなければならない。
また、上半身が1mmも動いてはいけない。
上半身は、膝が曲がり垂直に落ちる。その時に股関節が緩んでいれば、それだけで足は動く。
その動きだから、足の裏は床の上を滑って行くのだ。
また、たったこれだけのことで、相手と組んでいたら相手はこちらの体重が掛かってくるので倒れてしまう。
自分自身の身体に対する繊細さが、途方も無く無使い物にしていくのだ。
もちろん、身体に対する感受性の無い人には出来ない。
だから、その感受性を育んでいくという稽古にもなる。
クラシックバレエの先生のamyでさえ、「難しい!」を連発。
しかし、さすが上半身は様になっているのは凄い。
お昼になり、アジズさんや坂本君達と、近くの海岸へ泳ぎに行った。
何と緑の海だ。
横に有る湖から水が流れ出ているからだ。
わざわざこんな透明度ゼロのところで泳がなくてもええやろ。
坂本君と突っ込みを入れながら波と遊んだ。
夜は、縦系の連動や、片手持ちの体重移動の復習だ。
ここど嬉しい事が起こった。
パリの警官のクリスチャンが、相手を感じるを掴んだのだ。
腕を二人がかりで掴まれていても、相手を感じる事でリラックスした腕で、自分の体重を相手に伝えることが出来るのだ。
「やった!」
私が喜んでいると、クリスチャンはしきりに「ありがとうございます」と言う。
「違うよ、やったのは、獲得したのはクリスチャンだろう」と。
とにかく、こんな高級な事を、日本から遠く離れたヨーロッパで出来る人が出て来るとは思わなかった。
クリスチャンは、自分の教科書を一頁だけ手に入れたということだ。
だから、何をするにしてもそこに戻ればまず間違う事は無い。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
http://hinows.ti-da.net/
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細がきまりました。
https://www.hino-budo.com/index.html
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