無邪気に
身体が動き出す。
それは、身体を動かす、例えばダンス、例えば武道、例えばアスリート、という人達だけのことではなく、どんなジャンル、どんな仕事にしても同じだ。
「~ねばならない」という頭からは、身体全体は動かないし働かない。
多分、脳に詰まっている知識だけが起動しているからだろう。
武道で言う「心身一如」とは、身体が自動運動を起こしている状態だ。
つまり、その場に即した状態になっているということになる。
私のワークショップや、教室では、ある一定の単純なルールを決め、頭を空っぽにする訓練をする。
しかし、どうしてもそれが出来ない人がいる。
大方の人は出来るのだが、完全に知識や、ねばならないが自分を支配し、それこそ子供のように無邪気になれない人がいる。
無邪気、つまり、雑念が無い、ということだ。
決して幼稚なことを言うのではない。
逆に頭に、あるいは、その頭を統御している、自意識に支配されている人が幼稚なのだ。
それこそが引き篭もりだ。
自分の枠から出ることが出来ないのだ。
だから、もちろん無邪気風のことではない。
幼稚園児をあやすようなフリではない。
ただ無邪気だ。
無邪気になれる、つまり、意識を切り替えられる、ということが、大事なのだ。
自分をリフレッシュする為には、この切り替えが出来る、という能力が必要なのだ。
どんなことでも、切り替えさえ出来れば、実力以上の自分がそこに現れるのだ。
リフレッシュの為に、旅行に行く、ゴルフに行く、ジムに通う、色々ある。
しかし、それはリフレッシュの為だから、完全なリフレッシュではない。
ねばならないのだから。
無邪気という時間をどれくらい持てるか。
しかし、時間をもたねばならない、である限り、その道は遠い。
しかし、しかし、ねばならない、というキッカケで始めても、時間と共に無邪気になれればOKなのだ。
つまり、入り口は無数にあるということだ。
■京都ワークショップをまとめました。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで