道場や

昨日、道場に帰ってきた。
身体を温泉で伸ばしてゆったりした。
久しぶりに行った温泉は、残念ながらかなり薄くなっていた。
「ここは、もうあかんで」
朝目が覚めると、春の晴天だ。
やもりにムカデが活動しはじめる。
そしてまた草刈。
しかし、外国へ行く度に「人は違う」ということを実感する。
日本にいると、日本語が共通しているので、ついつい暗黙の了解を得ていると錯覚する。
人は違う、と自覚しているが、分かりにくい。
その意味で、外国でのワークは、私自身の良い勉強になっている。
人は違う、ということだが、違うということが、壁になり、関係できないのではない。
そんなことも実感する。
外国の人達もみんな親切で、色々と気遣ってくれる。
もちろん、うんざりすることも沢山ある。
しかし、それは日本でも同じだ。
今回は、パリ、ブリュッセル、ブレスト、ブリュッセル郊外と4箇所のワークに参加した若者がいた。
熱心だからついつい老婆心が働き、あれもこれもと伝えたくなる。
お互いに共通言語が、無茶苦茶な英語、というところが面白かった。
ジェスチャーで行けるところまで行く。
そうなると、言葉が通じない方が良い。
ついつい、言葉での理解が、身体での理解と勘違いしてしまうからだ。
もちろん、言葉での理解が必要なことは山ほどある。
しかしそれは、自分自身が深く考える為のヒントとしてであって、説明としてではない。
「出来るようになった時、理解出来るよ」
外国での質問への答えの殆どはこれだ。
また、「分かってどうするの?分かっても出来ないでしょう」と続く。
そんな答え方を彼らは知らないから驚く。
しかし、時間と共に「なる程」となる。
最後のマルセイユで、マルセイユバレエ団で踊る木下佳子さんや、スイスのカンパニーで踊る悠ちゃんが参加してくれたのは、一服の清涼剤になった。
通訳の人を通さなくて良いので、大阪弁そのままで話せたからだ。
でもその分、彼女達への要求が高くなる。
もちろん、日本の人達とのように、直ぐに会えるわけではないからだ。
一寸でも、武器を身につけて欲しい。
そして、外国の人達との差を際立たせて欲しいと願うからだ。
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで

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