明日からパリ、ひかりごけを観れない
明日フランスへ出発する。
愚息が「どうして寒い時ばかり行くんや」
「ほんまやな、知るか」
しかし、パッキンもまだだ。
旅慣れてくると横着になる。
慣れたら駄目。
道場やワークショップで使う言葉だ。
自分で破っているのだから説得力がまるで無い。
パリは10℃もないらしい。
ほんと寒いところは嫌だ。
今回は、初めての場所が3箇所もある。
知らない場所で、知らない人と出会えるのは、楽しいの一語に尽きる。
こればかりは、子供の頃から変わっていない。
自転車を飛ばし、その道を真っ直ぐに行ってみる。
そこは知らないところだ。
知らないおばちゃん、知らないおっちゃん、知らない街並み。
何が楽しかったのかは覚えていないが、それが楽しかった。
「おばちゃん、ここどこ?」
「あんた、どこから来たん」
そんなやり取りが好きだった。
だから地図を見るのも好きだった。
ここは○○と分かれば、地図を思い出し、じゃあ、こっちへ行ったら、きっとあの辺りに出る。
そんな想像をしながら、こっちへ行く。
外国へ行っても同じだ。
とにかく真っ直ぐ歩いて行く。
ここを曲がれば…。
しかしパリの街はこれで迷子同然になった。
道が並行や直角ではないからだ。
迷子になるのも楽しいものだ。
地図を広げてパリのおばちゃんに声をかけてみる。
フランス語で親切に教えてくれる。
さっぱり言葉は分からないが、何となく分かる。
そういう時間も楽しいものだ。
しかし、このツアーのおかげで、私が昨日書いた、山の手事情社の公演には観に行けない。
残念だが仕方が無い。
帰国してから、観に行った人に聞くしかない。
しかし、舞台の話を聞いても面白くも何ともない。
現場でなければ味わえないことばかりだからだ。
「ひかりごけ」
http://www.yamanote-j.org/works/works_hikarigoke201301.html
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで